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最近購入したお家。
いざ住んでみると、子供が小さな今はいいけれど、小学生になるころを想像すると、予想以上にリビングが狭いと感じる。
今すぐ・・・ということではないですが、近い将来、庭の半分くらいまでリビングを広げて快適に暮らしたい。
このように考えておられる方もいらっしゃることだと思います。
そこで、このように後からリビングを広げることができるのか。
メリットやデメリット、注意するポイントなど、あなたに知っておいてもらいたいポイントをお届けします。
1: リビングを増築するメリット・デメリットとは
リビングを増築すると次のようなメリットとデメリットがあります。
どちらも知っておいていただき、あなたのライフスタイルへどのように影響するのかを考えてみてください。
リビングを増築するメリット
(1)開放感が増す
リビングを増築すると、リビングそのものの空間も広くなります。そして、同時にこれまで「狭いな」と感じていたキッチンも広くすることができます。
キッチンが広くなると、新しく使いやすくなったキッチンを取り入れることもできます。
ギュッと物で詰まっていた空間に隙間が生まれ、空気にも余裕を感じることができるでしょう。
(2)楽しめる空間が増える
リビングからつながるテラスやベランダー、バルコニーを増築することで、リビングの窓を開けると、季節を楽しめる空間が増えてきます。
また、リビングから手の届くところに自然を感じることもできますから、お子さまの教育や、仕事で疲れたときの癒しの空間にもなるでしょう。
リビングからつながる場所は、春~秋にかけて「グランピング」を家族で楽しめるスペースにも変身します。
(3)バリアフリーにも貢献できる
暮らしやすい空間は、バリアフリーにもつながります。
狭いリビングを増築することで、ひとつひとつの物と物の間が広くなり、手すりを取り付けることもできますし、車いすで通る空間を確保することができます。
リビングを増築するデメリット
(1)部屋の数が少なくなる
リビングを広くするため、隣の部屋とつなげることがあります。
この場合、リビングは広くなりますが、つなげた隣の部屋はなくなります。
つまり、隣の部屋にあったものを、どこか別の場所へ移動しないといけませんし、収納スペースとしても1部屋なくなっているので不便に感じるかもしれません。
(2)キッチンとつなげて広くする
リビングを増築するとき、キッチンとつなげることも多いです。
この場合、キッチンとリビングが一緒にあると便利なのですが、その反面次のようなデメリットを感じる方がいらっしゃるのも事実です。
・キッチンをいつもキレイにしておく必要がある
・料理中のニオイがリビングへ漂い残る
また、アイランド型キッチンの場合ですと、リビングへ入ってきた人からキッチンが丸見えなので、ほんと、いつもショールームのようにしておかないと気が休まらないという方もいらっしゃいます。
(3)テラス囲いやサンルームで増築する
この増築そのものは「メリット」なのですが、後のメンテナンスが面倒と感じる方もいらっしゃいます。
テラス囲いもサンルームも、どちらもガラスなど透明の部材を使っていることが多いですから、どうしても汚れが目立ちやすくなります。
窓ガラスと同じように、拭き掃除が必要になりますので、後悔しないようにある程度は「お掃除の覚悟」が必要です。
2: リビングを増築するパターンを整理しよう
メリット・デメリットでも少し出てきました。
リビングを増築する(増やす)パターンを整理しておきましょう。
(1)建て増し
リビングにつながる部分に、新しい部屋を建て増しするパターンです。
サンルームもこれと同じ扱いになります。
建て増しの場合、土地があるから好きに建てて良いというものではなく、自治体やお住まいの地域で決まっている「条件」に従う必要があります。
一般的には「建坪率」「容積率」「耐震」というようなルールに従うことが必要になります。
(2)テラス囲い
サンルームに似ているのですが、部屋を増やすという扱いではなく、テラスを屋根と壁で囲っているという扱いになるものです。
こちらの場合、リビングにつながった場所へテラス囲いをつけることで、リビングの広さを増やすことができます。
ただ、サンルームのように「部屋」ではありませんので、熱効率や雨の対策をきちんと考えておきたいパターンです。
(3)キッチンとつなげる
外に増築するのではなく、今あるキッチンとリビングを一つの部屋にするパターンです。
キッチンなど水回りを大きく変更しないのであれば、リーズナブルな方法と言えます。
(4)収納スペースや使っていない部屋とつなげる
基本の考え方はキッチンとつなげるパターンと同じです。
違うところは、つなぐ部屋にある荷物をどこに持っていけるのかです。
リビングは広くなりますが、部屋が1つ少なくなりますから気をつけておきましょう。
3: リビングを増築したい!を叶えるポイント
先ほども出てきましたが、リビングを増築するときには、ルールを守る必要が出てきます。
(1)建築基準法
建築しても大丈夫な面積。
建坪率とか容積率と呼ばれているルールです。
また、新しく増築する場合、母屋の耐震性能も確かめられます。
このようなルールを無視することはできませんから、リビングの増築を考えておられるなら、具体的な方法の前に、リフォームの専門家に相談して、どこまでなら増築できるのか。
どんなパターンなら可能なのかを聞いてもらうのがおすすめです。
(2)自治体の審査
あなたが今お住まいのお家の外に、10平方メートル以上の増築を進めたいなら、実際に工事をはじめる前に自治体へ申請を行い、審査をすませておく必要があります。
10平方メートルということは、約3坪です。
こういった計画があるなら、ご自身で自治体へ審査手続きの相談を済ませておくか、リフォームの専門家へ相談してサポートしてもらうのが良いでしょう。
(3)家の構造
どれだけリビングを増築したいと思っていても、家の構造上の理由であなたの思いを実現できないことがあります。
まずは、どのような増築なら可能なのかを、リフォームの専門家に見てもらいましょう。
4: 色使いや家具の選び方でも広さを感じられる
物理的にリビングを広くする以外にも、次のポイントを知っておくと、さらにリビングを広く感じることができるでしょう。
(1)白やベージュを使う
室内には様々な色を使わず、シンプルな「白」「ベージュ」を使うと広く見えます。
(2)通る場所に物を置かない
ちょっとしたことなのです。
リビングの中でいつも通る部分があると思います。
そういう「通路」になる部分には、物を置かないようにしましょう。
雑誌やスマホなど、小さなものも置かないようにすると、見た目がすっきりとして広く見えます。
(3)背の低い収納やソファを選ぶ
ランプなどは背が高くても細いので大丈夫なのですが、収納ラックやソファは横に場所をとりますので、できるだけ背の低い物を選びたいですね。
モデルハウスに足を運ぶとわかりますが、家具関係は小さめで低いものが多いです。
これは部屋を広く見せようとしているんですね。
同じ効果をあなたのお家でも試してみてください。
5: まとめ
リビングの増築は可能です。
ただ、今回お話しましたように、公的なルールがありますので、その範囲で行うようにしてください。
無理にリビングを増築した場合、ご近所から「どうしてあの家だけあんなに広げられるの?」と役所に相談されると、せっかく増築した部分を取り壊すことになる可能性もあります。
ですから、今回お届けしましたポイントを意識しながら、あなたが信頼できるリフォーム会社へ依頼してもらいたいと思います。
いつまでも快適な暮らしが続くように、あなたのライフスタイルに適したリフォームを行ってください。