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戸建て、マンション。どちらもリフォームするときに悩むのは湿気がこもりやすい場所ではないでしょうか。
湿気がこもりやすいということは、カビの心配もありますね。
また水を頻繁に使うところは、どれくらい理想のリフォームにできるのか分かりにくいもの。
そこで今回、できること、できないこと、湿気がこもる場所のリフォーム注意点を紹介していきます。
最後までお読みいただき、あなたのリフォーム計画に役立てて頂けるとうれしいです。
1: 湿気がこもる場所のリフォーム注意点
湿気がこもる場所のリフォームには、次のような注意点があります。
特に戸建てとマンションでは注意点が違うことがありますので、少しだけ気をつけておきましょう。
(1)戸建ての場合
戸建てのお家の場合、印象としては
「全部自分の家なので、希望通りに変えられる」
と思っている方がほとんどです。
しかし、残念なことに、お家の構造や建築基準法、地域独自の条例によってリフォームの自由度が制限されてしまうことがあります。この制限は湿気がこもりやすい場所も同じ。
そもそも、お家の構造的に大きな変更が出来ない場合、
・お風呂の位置を移動する
・洗面の隣の部屋を一つにして広くする
・トイレの数を増やす
ということができない場合もあります。
また、これは戸建ての場合あまりありませんが、
新築時の施工方法によっては水の流れる給排水管が長くなり、
トラブルの原因になってしまうことも考えられます。
(2)マンションの場合
マンションには、次の2つの部分があることを覚えておきましょう。
・専有部分
・共用部分
専有部分とは、住まいの内側、キッチン、お風呂などの住宅設備機器を言います。
専有部分はマンションの「管理規約」で定められた範囲であれば、自分の好きなリフォームが可能です。
共用部分とは、住人が共用する部分です。外壁や屋根は共有部分の典型です。
マンションの湿気がこもる場所のリフォームは、管理規約に逸脱していないのなら、専有部分となりますので好きにリフォームしてもOKです。
しかし、ここでマンション特有のトラブル原因が登場します。
それは、次のような理由から、リフォームできないことがあるからです。
・構造によっては湿気のこもる場所を移動できない
・湿気のこもる場所の排水管の自由度が少ない
この2つの原因のうち、問題になりやすいのは後者です。
例えば洗面の排水管を移動してリフォームしようと考えたとき、排水管が狭い床下空間を通るようになっていると、排水管を傾けることができないため、移動することは難しくなります。
特に、従来よりも長い排水管が必要になるような場合、
水の流れが悪くなり洗面の使い勝手にも影響してきます。
他にも、少し古いマンションの場合、排水管が下の階の天井裏を通っていることもあります。
こういった場合、動かすと水漏れの原因にもなりますので、動かさないのが賢明です。
2: お風呂リフォームの基本とは
湿気がこもる第一位「お風呂(バス)」。
お風呂をリフォームするときの基本をご紹介していきましょう。
(1)お風呂の種類
お風呂の種類には、従来のように職人さんが工事して完成させる方法と、システムバスを購入してはめ込む方法の2つがあります。
昔は、戸建ての方にシステムバスは不人気でしたが、最近では
・納期が短くて済む
・均一の品質
この2つが喜ばれ、戸建てのリフォームで選ぶ方も増えています。
(2)お風呂の選び方
職人さんが作る場合でも、システムバスを購入する場合でも、ちょっとした注意をしておくと、一日の終わりにお風呂へ入ったとき心からホッとできるでしょう。
・大きさ
お風呂の大きさが小さいと、ゆっくり足を伸ばして入ることができません。
・保温性
夏場は気になりませんが、冬場になると効果がわかってきます。システムバスの場合は、二重構造になっているものが多く、真冬に床を素足で歩いても「冷たい!」ということが軽減されます。
・掃除のしやすさ
地味に大切です。
どうしても水アカやカビが発生しやすい場所ですから、サッと掃除できて、カビが発生しにくい目地のない壁などを検討しましょう。
・癒しの空間
ジェットバスなどの機能は余裕があれば取り付けましょう。でも、それより音楽かライトでリラックスできる癒しの空間を演出してください。
3: 洗面リフォームの基本とは
毎日使う洗面。ここをリフォームするだけで、一日のスタートが変わります。
(1)洗面の種類
洗面の基本は、どのような種類を選ぶのかということです。
従来なら、洗面は職人さんが要望に合わせて作っておられました。
かわいく小さい四角のタイルがいっぱい貼られた洗面。
カフェで見かける、大きな器のような洗面。
こういう特別な洗面は作ってもらうしかありません。
しかし最近では、お風呂と同じように「システム洗面」というものが登場しています。
必要なものがワンセットになっているので工事も簡単。
大きさもコンパクトなものが増えているので、洗面所を広く使うことができます。
(2)内装の張り替え
洗面のリフォームを考えたとき、気になるのが湿気で傷みの激しい内装です。
放っておくとカビの原因にもなります。
壁の隅から壁紙が剥がれてくる可能性もあります。
いくら拭き掃除しても床の汚れが落ちなくてイライラすることにもなります。
こんなこともありますね。
ですから、洗面部分だけのリフォームではなく、理想は内装の張り替えも一緒に考えておくことなんです。
コストアップしますが、見た目や掃除のしやすさ、そして一度の工事でスッキリ終わることを考えると、同時にやっておきたい部分です。
4: トイレリフォームの基本とは
トイレは、進化しています。
進化している内容を知り、あなたのライフスタイルに合ったものを選んでください。
(1)トイレの種類
トイレには2つの種類があります。
今からリフォームされるお家で「和式」を選ぶ方はあまりいらっしゃらないと思いますので、今回の説明からは省かせていただくと、
・タンクありのトイレ
・タンクレスのトイレ
この2つになります。
タンクありのトイレは、これまでと同じように便座とタンクが別々になっているものです。
タンクレスのトイレは、水を貯めておくタンクがありません。タンクが無い分、スペースにゆとりができ、トイレを広く使うことができます。
(2)掃除のしやすさ
使いやすいトイレのポイントは、掃除のしやすさです。
汚れのつきにくい素材のものを選ぶと、掃除の手間が減っていきます。
(3)内装の張り替え
洗面やお風呂ほど湿気にさらされませんが、トイレという環境からくる影響で内装は傷みやすいです。
特にアンモニアの影響かと思いますが、壁紙などが「くすんだ」感じになることもあります。
便器の交換を行う場合には、一緒に内装を張り替えるだけで、トイレ空間が気持ちの良い場所に変化します。
洗面と同じくコストアップしますが、一度の工事でスッキリ終わることを考えると、同時にやっておきたい部分です。
5: 意識しておきたいバリアフリー
湿気がたまりやすい場所は、バリアフリーが必要な場所でもあります。
バリアフリーと聞くと「高齢者のもの」というイメージがありますが、そんなことはありません。
・妊娠中のお母さん
・小さなお子さん
・腰痛を患っているお父さん
お風呂や洗面、トイレに手すりがあるだけで、安心して立ち上がったり座ったりできます。
「今は必要ないかも」と思っている方でも、将来のことを考えて内装工事の時、
いつでも手すりなどを取り付けられるよう「下地」を入れておくと、
いざというとき慌てることがありません。
家族みんなが安全に安心して暮らせるように、リフォームのタイミングでバリアフリーも考えてみてください。
6: まとめ
湿気がたまりやすい場所のリフォームについて紹介しました。
今回お伝えしましたそれぞれの「リフォームの基本」をまず検討し、そこからあなたに必要な機能をプラスして考えてもらいたいと思います。
最初から機能に目がいくと、使わないのにジェットバスを選んでしまったということもあります。
必要なものを選び、快適に過ごせる空間にしてこそ、リフォームは成功だと言えます。
あなたにとって快適な空間を作り出してください。